第7号(2004年12月)
年内も残り少なになって参りました。本年も一方ならぬお力添えにあずかり、誠にありがとうございます。
本年は清友会計舎通信の定期発行を開始するなど新たな取り組みを始めました。
これは、弊社の基本理念であります、クライアントファースト(お客様第一主義)を実行すべく第一歩です。来年も実務に携わる中で気になることや税法改正情報などタイムリーにお届けします。
〜 会社の体質を強化する8つの視点 〜
第5号で、ダイエーとイトーヨーカ堂・イオンの決算書を比較しました。
その結果、ダイエーの2つのウイークポイントが見つかりました。
ウイークポイント@ 借入金が過大・支払利息の負担が重い
ウイークポイントA 本業の粗利率が低い
安さだけでなく、ブランドや価値などを重視するようになった消費者の変化を読み切れなかった。
(H13年 中内氏降板時の談話)
このニュースから学ぶこと、それは・・・
フリーキャッシュフロー = 営業キャッシュフロー − 毎期発生する更新投資額
つまり
= 経営者が自由(フリー) に使えるお金 (借入金返済前) 現状の生産維持のために必要な投資額 会社の営業活動から 生み出した資金 −
フリーキャッシュフローは 借入金の返済 や 将来の設備投資 に充てられます。
逆にいうと、ダイエーはフリーキャッシュフローを度外視した経営を行ったことが、現在の状況になった一因ともいえます。
では、フリーキャッシュフローを最大化するにはどうしたらよいでしょうか?
御社に検討の余地がある項目に を入れながらご覧ください。
(弊誌第4号でキャッシュフローの基本を特集しました。あわせてご覧ください。)
はいくつ入りましたか?
この
は御社のフリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)を最大限にする です。
あとは、会社の体質を強化するために 項目について、実行期限・担当者・より具体的な方法を決定・実行すれば、金の卵は鳳凰となり会社に貢献します。平成17年の目標設定にいかがでしょうか。
(文責:税理士 森下裕子)